【コロナウイルス】旅行キャンセル保険は適用されるの?対象範囲を調べてみた!

【コロナウイルス】旅行キャンセル保険は適用されるの?対象範囲を調べてみた!

コロナウイルスの世界的な広がりによって、海外旅行の計画を見直す方も増えていると思います。これから旅行を計画していた人は時期をずらすこともできますが、すでに予約済の方は悩まれている方も多いですよね。
不測の事態に備えて旅行キャンセル保険に加入した方が、今回の新型肺炎の影響でキャンセルした場合に補償されるのかについて調べてみました!

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旅行キャンセル保険とは

旅行キャンセル保険とは、簡単にいうと不測の事態で旅行をキャンセルせざるを得なくなった時に、キャンセル料を補償してくれる保険です!保障の範囲としては、急なケガや病気、また交通機関の遅延等で飛行機に乗れなかった時も含まれます。

旅行キャンセル保険を展開している主な旅行代理店

旅行キャンセル保険を展開している主な旅行代理店を紹介します!

エアトリ

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エアトリではエアトリで購入した航空券もしくは航空券+ホテルの購入の場合にキャンセル保険に加入できます。私の知っている中だと比較的早いタイミングからキャンセル保険を整備していた会社ですね。

加入できるタイミング

・最初の搭乗日までの残日数が7日以上且つ航空券購入後5日以内の場合に適用
・また、航空券のご購入と同時の場合、搭乗日の前日でも加入可能

主な補償の範囲

補償の範囲は主に、下記のような場合が挙げられています。travel-cancel1
保険料については、元の旅行代金と補償範囲を50%か100%にするかによって保険料が変わります。

LINEトラベルjp

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LINEトラベルjpは、旅行代理店というよりも、色々な旅行代理店や比較会社のプランを比較したりまとめているサイトです。このサイトを経由するだけで、LINEポイントがたまったりするのでオススメです!

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そんなLINEトラベルjpの旅行キャンセル保険の一番の特徴は、LINEトラベルjpを経由せずに予約した場合でも、キャンセル保険のみ加入することはできるという点です!また、さらにエアトリと異なる点として、ホテルのみの予約でも保険の加入が可能です!

加入できるタイミング

・旅行代金支払日から5日以内

主な補償の範囲

補償の範囲は主に、下記のような場合が挙げられています。travel-cancel3
保険料については、元の旅行代金と補償範囲を50%か100%にするかによって保険料が変わります。

HIS

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HISは自社のツアー及び、航空券の購入、航空券+ホテルの購入の場合にキャンセル保険に加入可能です。上で紹介したエアトリとLINEトラベルjpと少し異なる点として、保険料が三段階と一定で、それに応じて補償額も定額の範囲で適用となっています。

加入できるタイミング

・予約時または出発の14日前まで

主な補償の範囲

保険料と補償額の関係は下記のようになっています。エアトリとLINEトラベルjpが補償範囲を50%か100%か選ぶのに対して、少し異なりますね!
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また、補償の対象は下記のようなケースとなります。上の2つの会社よりもカバーされる理由が多いですね!
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3つの会社の旅行キャンセル保険について紹介しましたが、自分の都合の変更可能性との兼ね合いで加入される保険を選ぶのがよさそうです!

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新型コロナウイルスの影響でキャンセルした場合に返金されるのか

前置きが長くなってしまいましたが、それでは今回の新型肺炎(新型コロナウイルス)の影響で旅行をキャンセルしたい場合、果たしてキャンセル保険で補償されるのでしょうか?
それぞれの会社のサイトに記載されていた内容をご紹介します!

エアトリとLINEトラベルjpの場合

エアトリとLINEトラベルjpが販売している保険の引受会社は、実は同じAWPチケットガード少額短期保険株式会社という会社のチケットガード保険です。エアトリのサイトには明確に掲載されていませんでしたので、仮に同じ規定と考えてLINEトラベルjpのサイトに掲載されていた情報を紹介します。
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ここから分かることは、コロナウイルスが怖いからキャンセルしたい!という理由ではキャンセル保険の補償対象にはなりませんということですね。ただし、自分が感染の恐れがあって、お医者さんから入院や通院を指示された期間が旅行の期間とかぶる場合には補償の対象となる場合があるという意味です。いずれにしても補償の対象となる場合があるということは実際はそうなってみないとわかりませんよということですね!

HISの場合

続いてHISの場合はサイトに下記のような記載がありました。

◆新型コロナウィルスの発生に伴うキャンセルサポート保険の補償について
「海外旅行保険(HISキャンセルサポート)重要事項のご説明」より抜粋

**********************************************************************
【お支払いする主な場合⑦】
記名被保険者等の渡航先(訪れるまたは経由する予定のものを含みます)において、次の事由が発生した場合
エ.渡航先に対する日本国政府、在外公館による退避勧告または渡航中止勧告の発出
**********************************************************************
下記要件をいずれも満たす場合はキャンセルサポートで補償の対象となります。
(保険金のお支払い可否・必要書類のご案内は保険会社より行います。)

①中国(香港、マカオ含む)が渡航先・経由地の方
※台湾は対象外となります。

②キャンセルサポートへの加入日が2020/1/23以前の方
※2020/1/23までに加入された方(2020/1/24 0:00補償開始)までが補償対象です。
※2020/1/24 0:00以降に加入されたお客様は補償対象外となります。

上記の内容は2020年1月28日現在のものです。
内容は予告なく変更になることがあり、その場合は補償致しかねますので何卒ご了承ください。

1/28時点でのアナウンスの情報しかないため、なんだか補償対象の国と地域が少ないように感じますが、おそらく外務省の渡航注意が出ている国と地域が対象になっているようです。ただし刻一刻と状況が変わっているため、店舗に確認するのが一番良いようですね。
そもそもキャンセル保険を使用しなくても、HIS自体のツアーであればキャンセル可能期間が定められていますし、渡航禁止が出た場合は無償でキャンセル可となることが多いので、キャンセル保険の補償範囲なのか、ツアーで補償されるのかの2つの側面で見ることが重要になりそうです。

結論

結論としては、コロナウイルスが怖いからという理由でのキャンセルはいずれも認められない。ただし、医療期間に感染の恐れがあるとして入院・通院を命じられた場合はキャンセル補償の対象となります!また、HISの場合、渡航禁止の国地域となった場合はキャンセル保険だけでなくツアー自体の補償が適用となる可能性もあります!

そもそも、航空会社各社も現在ののっぴきならぬ状況を踏まえて、行き先に応じて航空券のキャンセル料を無料にしているケースが多くあります。キャンセル保険自体、キャンセル料がかかる場合に補償を行う保険となるため、キャンセル料がかからない場合は保険のお世話にならなくて済むこともあります。自分の身体がもちろん一番大切なので、キャンセル料がかかってもキャンセルするという決断も重要だと思いますが、なるべく損失が少なく済むように、各社の状況を追っていくようにするのが重要ですね!

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