前編では、あれよあれよとヒルトングランドバケーションを契約申し込みしたところまでをリポートしましたが、後編では契約後に思い直してキャンセルした話をご紹介します！
ヒルトングランドバケーションとは何かというのも前編で述べてますので、ご確認ください！
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ヒルトン・グランド・バケーションを契約したものの、キャンセルした理由
意気揚々と契約したヒルトン・グランド・バケーションのタイムシェアですが、最終的には本契約の前にキャンセルしました。なぜキャンセルしたのかについて理由を下記します。
①対応の地域が限定的
ヒルトンがアメリカの会社であるということもあり、宿泊できる部屋もアメリカ国内にかなり集中しています。52箇所あるというヒルトン・グランド・バケーションの物件ですが、アメリカ領（本土とハワイ）以外だと日本（小田原、沖縄（予定））、バルバドス、イタリア、スコットランドにしかないため、私のように東南アジアや他の地域にも行きたい！という方にはあまり向いてないかもしれません。
②RCI exchangeの手数料が高すぎる
①で挙げた欠点を補う方法として、RCI exchangeというシステムがあります。これは、ヒルトン・グランド・バケーションのようなタイムシェアのサービスを提供しているRCIにポイントを転用できるため、ヒルトンがカバーしていない地域の宿泊もできるというものです！
これができるという点をかなりメリットに感じて契約したのですが、後で知ったのはRCI exchangeを使用するためには現金で手数料を支払う必要があるということと、それが結構高いということ。
例えば、RCIを通して予約をすると、予約1件につき約321シンガポールドル（約25,000円）が発生します。東南アジア等に旅行する場合、旅行代金の多くは航空機代で、ホテル代は４つ星ホテルであっても1泊1万円程度あれば十分良い部屋に宿泊可能です。このあたりを加味すると、毎年ハワイ等に行く人は良いかもしれませんが、アジア地域への旅行が多い人にとっては割高になると思います。
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③ヒルトン・グランド・バケーションの物件の予約にも手数料がかかる
②とも関連しますが、基本的に何をするにも手数料がかかります。自分の保有している物件を１週間単位で予約する以外の利用、つまり別の物件を予約する場合はインターネット予約で６９ドル（約7000円）、電話予約で９９ドル（約1万円）の手数料がかかります。毎年自分の所有している物件に宿泊したい人は問題ないですが、それ以外の利用を考える人にはあまりお得とはいえないと思います。
④3泊以上からしか予約できない
今はコロナウイルスが流行っているし、海外旅行はまだまだ行けそうにないなと思っていましたが、小田原にも豪華な物件があるのでそこで使っても良いと思っていました。これは私の認識不足だったのですが、実はヒルトン・グランド・バケーションの設備は１泊や２泊で予約することはできず、必ず３泊以上でしか予約することができません。
⑤物件は容易に手放すことができない
タイムシェアの一番の特徴は所有権であるため、永続的に権利が得られる点です。一方で、このメリットは最大のデメリットにもなり得ます。例えば10年後20年後にやっぱりいらないから手放そうと思っても、誰かに権利を販売して委譲しない限り永遠に管理費だけは発生します。
また巷では管理費は日本でマンションを購入した場合等と同じように、毎年少しづつ上がると言われており、お金に余裕がなくなったり使用する予定がなくなっても支払いの義務が生じます。
申し込んだ後にネットでそのような噂を目にして、実際に「ヒルトングランドバケーション リセール」と検索してみました。
私が申し込んだのと同じハワイ島のオーシャンタワーの同じ部屋が売りに出されていたのですが、隔年ではなく毎年の権利で7000ドルで販売されていました！私の場合、隔年で13,000ドルのため価格としてはおよそ1/4相当の価格で売りに出されていることになります。
つまり、必要なくなって売ろうと思ってもほとんど値段もつかないということ！
噂ではタダでも売れない場合もあるそうで、ヒルトンは無償だとしても引き取ってくれないようです。ずっと自分の別荘のように使いたい方には良いかもしれませんが、旅行代わりに使おうという私のような人間には向いていないと感じました。
上記のような点から、自分には合っていないと思いキャンセルするに至りました。
キャンセル方法と対応
いざキャンセルしようと思い、営業の方にいただいた名刺の電話番号に電話してみました。まだ申し込みから2日で本契約前だったこともあったのか、引き留められることもなくあっさりとOKでした。
頭金も、そのまま返ってくるようです！
実際の販売説明の際も押し売られることもなかったので、さすがヒルトンの名を冠してるだけのことはあるなと思いました！
ヒルトン・グランド・バケーションを購入するか迷っている方の参考にしていただければ幸いです！
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