【前編】ヒルトングランドバケーションの契約経緯とすぐにキャンセルして解約した理由

【前編】ヒルトングランドバケーションの契約経緯とすぐにキャンセルして解約した理由

ヒルトン系列のホテルへの宿泊や、リゾート地の空港を訪れた際に声をかけられたことのある人もいるかもしれませんが、ヒルトングランドバケーションというヒルトン系列のリゾート地のマンションのタイムシェアの勧誘が行われています。
このタイムシェアという仕組みは、複数の人が一つの部屋を共同で所有する仕組みで、通常では高くて購入できないような場所のリゾートマンションが手の届く価格で購入できるというものです。

私もこちらの記事でご紹介した通り、Go ToトラベルキャンペーンともっとTokyoキャンペーンを併用してヒルトン系列のホテルに宿泊したのですが、その時に旅行券が抽選であたる!という触れ込みに誘われ勧誘を受けました。
全く買う気のなかった私が、どのように声をかけられ契約の一歩手前まで至ったのかについて、ヒルトングランドバケーションの仕組みからご紹介したいと思います!

関連記事



ヒルトン・グランド・バケーションとは?

waikiki
ヒルトングランドバケーションとは、いわずとしれた高級ホテルのヒルトンの系列企業で、世界中の52箇所(2020年12月現在)にバケーション・オーナーシップ(タイムシェア)タイプのコンドミニアムを販売、管理するビジネスを運営しています。
そもそも、このタイムシェアという業態が非常にわかりにくいので、その点についてもう少し詳しく説明したいと思います!

タイムシェア(バケーション・オーナーシップ)って?

おそらく一番初めに出てくる疑問としては、ヒルトン・グランド・バケーションと通常のホテルと何が違うのかという点だと思います。こちらは、ヒルトン・グランド・バケーションの公式サイトですが、これを読んでも正直どんなビジネスなのかよくわかりません。
ヒルトンホテルとヒルトン・グランド・バケーションの違いを一言で表すとすれば、所有権があるかないかという点にまとめることができます!普通、不動産を購入すると多額のお金がかかることは想像がつくと思いますが、これを一般の人でも購入できるように分割した仕組みのことをタイムシェアと呼んでいるんです!
つまり、1年間を1週間単位で割ると52週間あるのですが、一つの物件を最小1週間分まで分割して複数の人で共同購入することで、その分安く購入することが可能となります。

タイムシェアで購入した物件の利用方法

このタイムシェアで例えば1週間分を購入したとすると、その物件に1年あたり1週間宿泊することができます。宿泊は、専用の予約サイトや電話ですることが可能ですが、もちろん共同で所有するため、先に他の人が予約していると、その日程は予約することができなくなります。ちなみに、購入すると不動産の購入代金と年間の管理費を支払うこととなります。購入代金は1度きり、管理費は保有している間は永続的に発生しますが、同じくらいのサイズの部屋に1週間宿泊するホテル代と比較すると割安となるようです。

自分が所有している以外の場所や、提携ホテルの予約利用も可能!

ヒルトン・グランド・バケーションの仕組みはこれで終わりではなく、自分の保有している物件のグレードに応じて毎年ポイントが支給され、そのポイントを自分の物件以外の部屋や提携施設に使用することもできます!
例えば、ハワイのとある部屋を購入した場合、その部屋は1週間宿泊に4000ポイント必要なグレードの部屋だとします。そこに1週間宿泊しても良いし、ニューヨークのヒルトングランドバケーションの部屋が1泊あたり300ポイントの部屋であれば、そこに12日(3600ポイント)宿泊することもできます。また、場所もヒルトングランドバケーションだけでなく、提携しているタイムシェアのRCIという会社の部屋もそのポイントを使って予約することもできます!
つまり、必ずしも自分が所有する部屋だけでなく、全然別の部屋にも泊まることができる(複数の旅行で分けて泊まってもOK)ということです!

ポイントを使用せずに、現金で支払うことも可能!

ポイントを使用しきってしまったり、また今回はポイントを使用したくないというシチュエーションでは、ポイントを使用せずに現金支払いで宿泊することも可能です。国内だと小田原にヒルトングランドバケーションの2階建てのコンドミニアムがあり、複数人で現金で宿泊すればかなり割安に泊まることもできるようです!

ヒルトン・グランド・バケーションの仕組みは何となく理解していただけましたでしょうか?
それでは、なぜ私が元々全く興味がなかったのにヒルトングランドバケーションを申し込むことになったのか、そしてそれをすぐキャンセルしたのかについて説明させていただきます!

私がヒルトングランドバケーションを契約した経緯

hilton-grand-vacation
それでは早速、いかにして高額なヒルトンのタイムシェアを契約するに至ったのかについて説明いたします。

その① ヒルトン東京お台場に宿泊

まず、下記記事でもご紹介の通りGOTOトラベルキャンペーンともっとTokyoキャンペーンを併用してお得にヒルトン東京お台場に宿泊することができました。

通常2人で約4万円のところ、割引を適用で2人で1万6千円+6000円分の地域共通クーポンという破格の値段でお得に宿泊ができたことを喜びながらホテルに行くと、部屋には1枚のハガキが。

部屋に、グランドバケーションのクジ付きハガキが置いてある

置いてあったハガキはどうやらくじ引き付きのようで、1箇所めくることができるようになっていました。(写真は撮っていないのでお見せすることはできません。。)
クジをめくったところ結果はハズレだったものの、ホテル1Fのカウンターにハガキを持っていってアンケートに回答すると、商品と交換してもらえる旨の記載がありました。旅行好きの私としては、どんなものがもらえるのか気になるところだったので、早速カウンターに行ってみました。

その② ホテルのカウンターでアンケートに答える

専用カウンターを訪れると、既に何組かの先客がおり、みんなタブレットに向かって何かを回答しているようです。我々の番となり、意気揚々とカウンターに行くと、旅行の趣味や家族構成、年収等のアンケートに回答すれば、抽選でハワイ旅行が当たる旨の説明がありました。
アンケートくらいなら、、と回答を進めると、説明員の方から他の会場で実施している説明会で説明を聞いてもらえばコンラッド東京で使える5000円分のお食事券か、ハワイのヒルトングランドバケーションの宿泊券3泊4日分をプレゼントしているとの説明が!
ここで欲を出したのが今回の話の顛末のはじまりなのですが、その時は話を聞くだけで5000円分の食事券がもらえるなら!と早速説明会の予約をしてしまいました。

その③ 後日、別会場で説明会に参加する

そんなこんなで後日、ヒルトン・グランド・バケーションの説明会に参加しました。希望の会場を選ぶことができますが、私は新宿のヒルトンホテルの中にあるカウンターで話を聞くことにしました。地図の通りにヒルトングランドバケーションの会場に行くと、大きな部屋にたくさんのカウンターが!カウンターでは複数の方が家族ごとに説明員から話と聞いているようでした。
私もあるカウンターまで説明員の方に案内されます。上述したようなヒルトン・グランド・バケーションの仕組みの話を1時間程聞いたタイミングで、おもむろに「もし予算に合う部屋があったら見てみませんか?」との言葉が。ここまでの説明を聞いて、思ったよりも使い勝手が良いんだなと感じていた部分もあったので、金額くらいは見てみようかという気持ちになっていました。
そこで、見るだけみてみたいという話をすると、「それでは在庫担当から案内します!」とのこと。どうやら説明担当と物件の在庫管理担当が分かれているようです。

Advertisement

その④ 物件の紹介

まずはじめに紹介されたのは、ハワイのワイキキにある物件。1週間分で35,000ドル(330万円)くらいの物件でした。それに年間管理費は1,500ドル(14万円)程度とのこと。やっぱり中々の値段するんだなあと思い、お断りしようと思いました。ちょっと予算に合わないのでと言うと、実はもっとお得な持ち方もできるんです!と待ってましたとばかりに別の見積書が出てきました。

隔年プランの登場

そこには同じ物件なのに20,000ドル台前半の金額が!何でこんなに安くなるのかというと、1年あたり1週間という買い方だけでなく隔年プランという買い方があり、ポイントの付与は2年に一度だけ(2年で1週間分)だが、管理費も購入費も抑えられるという話が登場しました。
翌年分のポイントは先に使用することもできるので、1年毎に3泊と4泊にも分けられるし、もっとポイント使用の安い部屋であれば毎年1週間くらい宿泊することも可能との説明でした。
ちなみにここは1週間で4800ポイントの部屋(割と高めの部屋)のため、もう少し条件の悪い建物や部屋であれば、毎年1週間くらい泊まることもできるとのことです。というのも、ワイキキだけで、ヒルトン・グランド・バケーションの建物が複数あり、既に売り切ってしまっているところも多いのですが、そういった部屋も予約することができるんです。

Advertisement

その⑤ 次々に安い部屋が登場し、すごくお得感を感じて契約する

確かにハワイのホテルはそこそこ高いので、そういった持ち方ができると海外旅行も安く行けるなあという気持ちはあるものの、200万円強の買い物を即決は難しいと思い、やっぱりちょっと決めきれない旨をお話しました。そうすると、在庫担当の方から一応他の在庫があるか調べてきますとの言葉が。調べてもらっている間に、毎年海外旅行に行くことを考えると100万円くらいの値段であれば払い切ってしまえば管理費だけなので元も取れそうだとぼやっと考えていました。

在庫担当が戻ってきて、笑顔で見積書を見せてくれました。その見積書には先ほどの物件のオアフ島ではなくハワイ島の物件で、毎年プランだと19,900ドル(約190万円)、隔年プランで13,000ドル(約120万円)、しかも管理費も1,171ドル(約11万円)の上にポイントも3400ポイントもらえるというかなり割安な条件が記載されていました!
ここはオーシャン・タワー・バイ・ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブという名前の物件で、なんでこんなに安いのかというと、元々ヒルトンホテルのエリアだったところをグランドバケーション用に改装したエリアだということと、コロナウイルスの影響もあるので、特別に安いプランを用意しているとのこと。

部屋自体は2名用の狭い部屋であるものの、値段の割にポイントが多くもらえる上に管理費も安いので、ここに宿泊しなくてもポイントを使って他の場所に宿泊することもできますよ!という説明でした。
今まで見てきた物件と比較しても、特に安く購入できるという部分に惹かれ、つい申し込みます!と回答したのでした。

ヒルトン・グランド・バケーションを契約した理由

ここまでツラツラと経緯を書いてきましたが、ここでヒルトン・グランド・バケーションを申し込んだ理由をまとめてみました。

①普通に海外旅行でホテルに宿泊するよりも安く宿泊できる(同じグレードの部屋で比較すると)
②自分が購入した部屋以外の部屋も、ポイントを使用して宿泊することが可能
③物件の購入費用の支払いが終われば、あとは管理費だけで永続的に使用可能

その⑥ 頭金を支払い、本契約を行うため別日のアポイントを入れる

実際の本契約には不動産の登記のための印鑑証明等が必要とのことで、後日のアポイントを入れてこの日は頭金をクレジットカードで決済して帰宅しました。
帰宅後に、色々と考えた結果キャンセルすることにしたのですが、それについては後編でお話します。

後編はこちら

関連記事


お役立ち情報カテゴリの最新記事